夜な夜な制作に没頭・・・
いよいよひっかき棒TypeⅢも仕上がってきましたので、先行公開!! 2014年に初代・・・早3年。僕は少し前からテストしてるんで4年目かな。発売当初は同じような道具にはたくさんの呼び名があったけど、
今じゃ洞には「ひっかき棒」ってネームが当たり前に出てるし、どっちかと言うと定番名みたいになってきた。もちろんひっかき棒を使って下さってる方もいるんだけど、それ以外に自作だったり、まったく別物だったりも。道具名みたいな感じ使ってるのかな??
このブログから始まった今じゃごく普通に採集する人は使う「ジャンヒラ」と同じように「ひっかき棒」もなってる気がするね。ありがたいことですね♪
また、
発売当初は売ってる洞から出す道具はほぼすべてハリガネを曲げただけのものが当たり前だった。でもひっかき棒が出て以来、今じゃグリップ付きが主流。当たり前って言えば当たり前だけど、やっぱハリガネ曲げただけのものは誰でも作れるし、使いにくい。ただ参考に色んな市販されてるものも購入してるけど、基本、グリップにしろ、他の用途の製品を組み合わせた感じのものばかり・・・ ひっかき棒は初代からすべて完全オリジナル。他は他、作り手が違えば、仕上がりの満足度も違う、これはしょーがないけどね。
メインシャフト(芯)の太さも初代を作る際やMONSTER TYPEを作る際にすっごく悩んだ。硬さも重要だけど、操作性や応用性とか。あとしなりね!! 太すぎても使いにくいし、細すぎると柔くなるし、虫に当たる面が小さすぎて操作性も悪くなる。実際、洞採集してる方は絶対経験あると思うけど、
虫が見えてる穴から必ずしもひっかき棒を入れて正解ではない。見えてる穴から出すとしても、違う方向から押さないとダメな時って多々ある。洞や捲れをいかに壊さず採るか!? そしたら小さな隙間や穴から入れて虫にとって思いもよらぬ方を押す・・・こういうシチュエーションってなりますよね。そういう感じを幾度と経験して試して、そして出した結論が今の太さ。もちろん何ミリの世界である程度の領域で使いにくくなる・・・けど、それが何ミリかは企業秘密なーんて(笑)
正直、採集行って1日10回くらいは少なくても洞にひっかき棒使う。でね、年間30日くらいは最低行ってるから掛け算したら300回でしょ。プラス、使って下さってる方々からの報告も、もらって日々進化し今に至ってるからこそ間違いない仕上がりに。特に前作の
「ひっかき棒TypeⅡ改」に至っては使って下さってる方の声を反映したものとなってます。それじゃTypeⅢは??ってなるとこんな感じに↓
詳細は後日になりますが、ベースとなったのはもちろん「ひっかき棒 TypeⅡ改」です。
それくらいこの2重構造のシャフトは使いやすい。Type1やType2は1本シャフトだったけど、まったく別物。元々は
MONSTER Typeの構造なんだけどね。これを使いだすとの話なんだけど、yosukeさんが昨シーズン初期までTypeⅡを使ってて、たしかジャンヒラの退路を防ぐために自分のひっかき棒すべて差し込んでたんで、貸してもらったの・・・そしたら、貸してもらったのがType2であまりにも使いにくく感じてね。「すいません僕これもう使えません。」って言って、yosukeさんのもう1本Type2改に替えてもらった。(2本は必ずあった方がいいです。)それぐらい使用感が違う。
そんでもってそれを超えるというか、今回はまったく逆の視点。
いつもだったらプロトは採集の上手と言うか熟練の方に送ってるんだけど、
TypeⅢに関してはまだ初心者というか始めて間もない方に協力してもらった。もちろん昨年、TypeⅡ改を購入してもらったご縁でお願いして、使い比べての感想なんかを参考に。あと僕の友達の親子。手渡して、さらに昨年一回一緒に採集案内して洞で使うとこ見たり、感想聞いたりしてね。僕も昨シーズンテストして、ちょこちょこ改良しながら煮詰まってきたのが「Type2改の改」とか最初は変な名前・・・
最後は名前、どんなTYPEにするか迷いました。(笑)だから、
ほんとTypeⅢは初めての方により使いやすくなってます。もちろん、大事なTypeⅡ改を購入して下さった皆様の声も取り入れてます。中々、すべてのご意見を形には出来ませんが、出来る限り・・・頑張りました。Type1・Type2をお使いの方も年数経ってますし、使用感がまったく別物なんで是非使ってほしい。後日詳細はUPしますので、ご検討ください。