お待たせしました。樹液採集、洞採集ではもう欠かせない定番アイテム、
ひっかき棒のNEW TYPE「ひっかき棒Type3」の販売開始いたします!!(前モデルはコチラ) TYPE2改を出して、TYPE1・TYPE2に比べると格段と使いやすく、ほんと別物って言うくらいの仕上がりで完成度かなり高いと思ってたんですが・・・
洞採集マニアな方はスゴイ!そこまで求めますかっ・・・。でもそれだけワンシーズンで使い込んで下さったってことですから、ありがたい。
ただ中々多くの人の意見を一つには出来ませんし、アイデアを形にするのは難しい。一番は実戦で洞で使った使用感が重要で、実際自分の思ってるほどの使用感や操作性が出ないのが当たり前だからね。それくらいTYPE2改は良く出来てました。改めて思った。そういう洞でのテストを繰り返して超える形になったのがコチラ↓
☆ひっかき棒TypeⅢ☆くわがた散歩道商店 「ひっかき棒TypeⅢ」 生産終了
※お問い合わせ・ご注文はコメント欄にメールアドレスとカラー・注文本数お伝え下さい。(非公開コメント機能をお使いください。)
・取り扱い店募集(ネットショップ可) ※お問い合わせは店舗名・URL・連絡先をコメント欄に非公開コメント機能を使ってお願いいたします。
2017年ジャンヒラコンテスト対象商品(東日本ブロック・ジャンヒラコンテスト対象商品)グリップ形状は同じですが、素材をウッドモデルにしております。長年使ってもらってる方からの声で一番多かったのが、実はコレ。ただ・・・木は難しいんです。ルアーとかも趣味で作ったりするけど、まず洞での採集となると強度の課題が。TYPE1では採用してたけど、シャフト(芯)抜けの事例が多かったので、間違いなく貫通させないといけない・・・あと、
木は湿度や気温で膨張や収縮をするからその点も考慮しないといけない。加工しやすいバルサ材とかだと、すぐに使い物ならなくなるから、まずは木の選定からでした。硬すぎる木は穴を加工する際に割れるので、徐々に硬さを落としていき、さらに木目が広いと衝撃や湿気なんかで穴が広がりやすくなるんで木目の細かいものを選んでます。
また木が太いと穴は空けやすいけど、このグリップの太さは重要なんで難しかった。だって木の半分くらいの穴を貫通させるんだからね。
グリップの太さってのは、たぶん日本人というか世界共通で持ちやすい太さ。ボールペンやシャーペンとかと同じくらい。前から言ってるけど、洞での採集は精密作業?ほんと細かい作業。これに太いグリップだと逆にやりにくいでしょ。もっと言えばただの針金だけのデザインはボールペンの芯だけで字を書くようなものです。
あと前文で書いたけど、膨張や収縮はどんなにコーテイングしてもするから、
シャフトを通す穴を1方向から空けるのではなく、両方向から空けてます。機械じゃなく人間が空けるので誤差がどうしても左右でる。だからこれを利用して
グリップの中心くらいで中のシャフトが突っ張るような構造にしてます。これによって多少、膨張や収縮してもズレない設計です。
しかもシャフトを捻じ込んで接着してるのでかなりの強度を得てます。洞での採集でどうしても多少コネたりもしますからね。(一番は嫌がらせる感じがベスト!)
またウッドなので踏んだり、落としたりが日常茶飯事の採集を考慮して、
コーティングをMONSTERTYPE以上に塗り重ねて厚くしてます。さら
金属が擦れたり、採集時外したり擦れたりするさいの衝撃からグリップやシャフトの接着面が壊れないよう樹脂を上塗りし、ゴムで補強しております。
(ひっかき棒TYPE2改から報告を元に設計させていただきました。)
COLOR : MIKAN・・・日中に見やすいオレンジ色で、夜間は白色発光となります。明るい時間に採集される場合が多い方はこちらがお勧め!
COLOR: WASABI・・・定番色のグリーン。夜間は特に少ない照射時間でも明るく発光しますので、夜間採集に特化したような方にはこちらを!
※カラーリングに関してはType1が筆塗りだったので、滲みや少しムラを出して近い感じに復刻しております。
・ブラス製シャフト・貫通シャフト・アルミパイプ二重構造・ウッドグリップ・夜光カラー・カラビナ付きシャフト部分はTYPE2 改と同じですが、
ブラスとアルミの繋ぎ目の接着面が擦れたり、曲げたりするため割れる事例がありましたので樹皮に引っ掛かりにくい極薄のゴムを巻いて補強しております。MONSTER TYPEは夜光チューブを考慮してその部分に付けていたのですが、その部分もTYPE3はしっかりと。
正直思ったのは、コストとか手間とか考えちゃダメだねって事。MONSTER TYPEに関しては自分のわがままとか採集狂いの方々の要望を何から何まで拘ってというコンセプトで作ったけど、スタンダードなひっかき棒はなるべくコストを抑えていいものでって考え。だった・・・でも結局、皆さん使っているうちに採集狂いの方々と同じようになってくるんです。特に使い込んで下さってる方からの採集メールとか読んでるとね。
最初は始めたばっかりでも、いつのまにか数年後にはマニアじゃんみたいな、それくらい面白いですからね。特に洞は絶対!!話が少し飛んでしまいましたが、
歴代のひっかき棒シリーズからの大幅の変更点は画像のシャンク部分(ひっかける・掻き出す部分)です。一般的な掻き出す道具はL字が多かった。特にひっかき棒を発売するまでね。L字ってのは無機質な物だったり、ゴミとか、動かないものを掻き出すような使い方をするならいいんだけど、クワガタは動く。生き物だから。動く物をある程度、掛けておく(ホールド)しておかないと、嫌がらせたり、動かしたりするのが難しい。技量によるけど、これをやりやすく感じたのが今までのさらに角度を付けたV型。
これをさらにやりやすくしたのがTYPEⅢのシャンク。カエシがあるタイプ。虫をしっかりホールドしやすく、
正直、上級者とか関係ないくらい誰でも同じ使用感で出来ます。実際、始めたばっかりの方にテストしてもらってますから。
一番難しかったのは、カエシの部分の長さと角度。最初は釣り針のような内側に入れてたんだけど、これ最悪でした。(笑)あと長くても逆にかかりすぎてダメ。カットしたり、角度変えて現場でベストを導き出したのが、TYPE3のシャンク。
※シャンクの先端部分は生体に傷をつけにくく、また滑りにくくするため、薄いゴム+樹脂コーティングして細部まで拘っております。あともう一つ言うと、よくシナリとか僕が言うけど、一般的な掻き出し棒みたいなのは、基本的に先だけ。押すか引くかとか1つの作用してる力で採るもの。
ひっかき棒は、押す、引く、とかまあ嫌がらせたりとかの力、掛ける部分にある程度ホールドしておく力、あとシャフトがしなることで例えば縦に虫を掛けてそいつが動こうとする時に少しテンションをかけることでシャフトが虫を抑えるの(力)の3点。逃げにくく出来るってことね。これでいい位置に掛けた状態で常に勝負が出来るってことになるから、目茶目茶早く洞から虫を出せる。この3つの力を有効に使ってるわけなんです。さらにプラスしてこのスタンダードなひっかき棒シリーズは曲げたりして洞の形状にも合わせられる。ここまで書いちゃうと、平気でパクる人出そうだけど、それ最悪ですから。アイデアは生み出すのが一番難しい。
それと、これもご質問・お問い合わせが多かったライトの件ですが、今のところライト付きで出す予定はないです。ライトはどうしても毎年毎年、いやもっと速いペースで新しくいいものが出ますので、
ここは皆さんでカスタマイズしてもらえればと思ってます。「え?ひっかき棒にライト付けるの?」ってなった方もおられるのではないでしょうか。最近では、意外と多いんです。
ライトを口でくわえる時代は遠い過去に・・・参考例として昨年試して良かったものを掲載しております。一般的に小型のLEDライトをグリップに付ける方が多いですが、やはりグリップに付けると握りにくいですので、シャフトに取り付けております。
なるべく軽いLEDで、フレキシブルタイプのものがベストです。これは
LEDライトの特性上、中心になるほど見えにくく、この場合ある程度角度を付けて照らすのが改善策になるからです。真っ直ぐ照らすより、誰かに横から照らしてもらった方が見やすいでしょ!?あれです。重たい、大きいLEDライトのは操作性がすこぶる悪くなりますので付けない方がいいです。
画像を参考にちょっと加工して取り付けていただけると動かすことも可能ですし、角度+稼動でとても使いやすかったです。
TYPEⅢはその点も考慮した設計になっております。※TYPE2改も同様に取り付けれます。
(TYPE1・TYPE2は不可)現在、ほぼ毎日空いた時間に製作しておりますが、手間がかかっている商品になり、出来上がるまで非常に時間がかかっております。今回はその点を考え例年より早く製作しておりますが、あっというまに生産が追いつかなくなると思いますのでお早めにご購入、ご検討いただけると幸いです。
改めてご注文お待ちしております。