桜の開花発表がありましたね。
見ごろはちょうど3月末だそうです。皆さん、花見の参加表明はお早めに・・・
さて、今日は
先日作ってみた、「ひっかき棒」の紹介です。
たぶん採集したことある方の多くは
洞で採ったクワガタに一番の思い出をいだくのではないでしょうか??
樹液採集といえば「洞」!! そしてその中にいるクワガタをペンチやピンセット、そしてこうした
ひっかく、掻き出すものを使って取り出すのはまさに醍醐味の王道ですね♪
とは言っても、
ひっかき棒・掻き出し棒は採集熟練者で十人十色。 ピアノ線からステンレス線のようなものから、六角を改造したようなもの、スポークなど・・・ 一番はその人にあった使いやすいものがベストというわけです。 ここでは、
くわがた散歩道的に、採集して、いろいろ使ってこんなひっかき棒があったらいいなを凝縮して作ってみました↓
いかかがでしょう??
これぞ「ひっかき棒」な~んて。 ※昆虫業者のコピーは勘弁でーす!!
素材は、「ブラス線(真鍮) ・ 桐 ・ ヒートンリング」です。 肝心なひっかくシャフト部分は、真鍮を使ってます。
現場(洞)で多少曲げたり、カットしたり加工しやすい素材を選んでます。(ステンレスならもう少し細い方が曲げやすく・切りやすくいいかな。) ちょっと
ゴールドのきらめきもよかったので・・・(笑)長さは35cmでグリップは10cmにしました。自分手に合わせた感じですね。
(大体、鉛筆をもつ感じを想像していただけるといいです。)
シャフトはカットを考えて最初は少し長めにしてます。グリップは最初、スポンジを考えましたが、樹液採集をするとわかるけど、手袋ってすぐ臭くなるんです。樹液だったり、汗だったりね。そんな匂いを吸うスポンジはNGで、バルサが次の候補だったけど、ある程度削って、シャフト挿して少し力を掛けると強度不足。削りやすい分、細くすると弱い・・・ということで桐。製作過程をいうとこの部分↓
ちょうど、グリップを削ってシャフトを付けた感じです。
ある程度削っては、握りやすいようにペーパーで磨く感じかな。シャフトの穴を空けて、4cmくらい差し込んで接着剤で固定しました。
次に、木のコーテイングです。 この辺は、ルアー作りと一緒ですね。何層もコーテイングを重ねて、
強度や木の劣化などを防ぎます。(木は腐りますので、こういった下処理は必ずしてください。)
最後に色塗りです。
グリップ10cmの内、上の部分3.5cmに夜光ピンクを厚めに塗りました。3cmか迷ったのですが、一般的な方の大きな虫はきっと65mmくらいからということで、
グリップである程度の虫のサイズがわかるようにもちょっとした遊び心です。(笑)あと夜光にしたのが一番のポイントかな。樹液採集の基本は夜。
しかもね、洞に近づくまでライトは消す。もちろん場所は事前にチェックですよ!! ライトを最初から付けとくと手も足も出なくなる恐れが高いから消すんだけど、
この夜光(Glow)にすることで、どこにあるかとか、自分が持ってるのとか、確認しやすいわけ。あと落としても、暗闇で光れば楽勝でしょ!?
ひっかき棒=夜光(Glow) まさに今回一番のこだわりです。
もちろん色塗り後も何層かコーティングしてます。 そして最後にヒートンリングを取り付けて、持ち運びも考慮してみました。
リングにカラビナフック(登山用具)やマグネットホルダーなどを付けて、すぐに使いやすい場所に持っておく。やっぱバックやポシェットの中じゃまずいからね。
最初はローコストで使い捨て感覚だったけど、いざこーした方がとか思うと・・・
結局、塗料買ったり、工具買ったり、めちゃめちゃハイコスト。(苦笑) なくしたくない代物に。 ほんとは木の部分も最後に漆仕上げ・・・とか思ったけど、流石にアホだと思ったので辞めました。
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