連休初日は、夕方より出発!行き先はとくに決めてなく、高速のって長崎道行くか、大分道行くか運命の分かれ道って感じ。今回はほぼ知らない、知っててもまあ行かないとこを手探りで腕試し採集ですね。前から言ってますが、色んなとこ行って得られるものが凄く大きいからね。正直、これがいくら採集行っても同じエリアばっかだと得られないものがこういう手探りのとこで採集することで感じれます。
僕の「あそこが良さそうとか、あそこならって確信持って行ける」のは、こういう経験が生きてる。そういうことで、採集ですが思わず大分道へ。しっかし遠かった・・・車が多いってのもあったけど片道3時間オーバー。日帰り採集で行くにはしんどい距離です。最初のポイントは釣りか仕事のついでで知ってたうる憶えの林。道路沿いの何本かは伐採されてたけど、木は多い。太さも若木ってサイズかな~。林に入りつつ、樹液を探す・・・捲れくらいのはいくつかあったけど、スジクワばっかり。GPSでの標高が高すぎるわけではないけど、高い樹液にはミヤマばっかり。HCさんとかなら喜んでしまいそうな林でしたが、ミヤマにあんまり興味がないので大きいのを網で採って、とりあえず70UPみたいな。流石に今回行ったところで結構ミヤマを見たけど75UPってのは居ないね。やっぱここが宮崎との違いなのかな~って思う。数居ても70UPでいっぱいいっぱい。続いての場所は廃屋の裏にある大木クヌギ。この廃屋が不気味で、その脇の藪を抜けて裏に行くんですが、いや~夜来る人はまずいない(笑)
こちらが下側の洞+捲れに居た大型ノコギリ!!洞にはコクワでした。そんで、短い2mの梯子を使って覗ける3mくらいの大きい方の洞には期待しましたが60UP。う~ん、結構自信あったのですが・・・
怪談じゃないけど、その時、廃屋からドアが閉まるような音が??? さっきから木の上をライトで照らしてる時も、何か音はしてたけど、今度はリアルに聞こえました。誰か居るのかと思って、梯子持って先ほどの廃屋横を通って戻ると、さっき開いてた勝手口が閉まってる。閉まってると言っても、ドアの下側は朽ちて中が見える状態なので、ライトで中を覗くも、草とゴミが広がった土間?みたいな感じ。草ぼうぼうの屋根も半分崩落してるし、絶対に誰も居ない筈なんですが、動物はドア閉めれないからね。。。誰??? まあいっか(笑)
次のポイントはそっから少し走った、何本かある池沿いの並木みたいな場所。採集痕もあったけど、ノコギリとカブトムシが付いてました。これもパス。お次は集落の奥にある大きなクヌギ。見晴らしも良く、雰囲気はいいけど・・・その点、下側は近所の人だろうけど採集されまくりの感じでした。そんで梯子をかけて上へ。最初の枝に登れれば登りやすいので上の大きな目立つ捲れみたいなのを覗くと~
今回最初の65ヒラタさんでした~♪
木の雰囲気はオオクワガタも居そうでしたが、まあこの時期ですからね。ノコギリは意外とこの木は付いてましたね。それでも70㎜近いような大きいのは居なかった。時間も惜しいので移動移動。標高を上げてやってるので下げてみると案の定、カブトムシが増えてきたので、また少し上げて調整。あんまり普段採ってるいいなってエリアよりやはり虫は凄く少ないと言うか、ヒラタがそんな居ないんですよ。ノコギリとミヤマはまあ普通、ヒラタに関しては、はっきり言って少ない印象。場所場所で少しの違いはあるけれど、たぶんこのまま宮崎側に行っても僕の知ってる感じでは一緒。宮崎も北部と南部では虫の量が圧倒的に違うのでね。正直、今回行ったエリアではジャンヒラは採れても、70越えは無理に近いともうこの時点で感じてました。徐々に大分市側に戻りつつ、点々としますが、65㎜くらいのをもう1匹追加したくらいで厳しかった。ただ、中には2次発生個体のような↓
こんな綺麗な60UPも。こういうのはどっちかと言うと海沿いの方が良かったね。たぶん山側は一回こっきりの発生だと思うけど、温暖な海側は、2次発生してくると思う。何となくカブトムシの量の違いや樹液の出方みてるとそう感じますね。
結局朝まで頑張りましたが、結果はヒラタ65くらいの2匹と60UP7~8匹くらい(65以外は見ただけで採ってもすぐリリース)でした。ノコギリとミヤマは70ミリUP!こちらは近所の子へ。カブトムシ上げたらクワガタはって。贅沢やな~(笑)
結果としては、知らない土地でよく頑張ったけど、こんなんじゃまだまだ地元の人には及ばないですね。でも、頭使って、色々行き先を考えた採集はやはり勉強になります。皆さんもどのくらい知らないとこでやれるか腕試ししてみてください!通いなれたとこ、住んでる場所、そんなとこで採集してては得られないものが培われます。
HIGH VOLTAGE 2ご購入はコチラをクリック!本シリーズは、紀行文的体裁をとってはいるものの、クワガタの採集に関するあらゆるテクニックや採集のヒントが満載されているばかりでなく、トラップや標本作成の手法解説や離島の旅行案内も詳しく解説されている点が、大きな特徴となっている。(HP紹介文抜粋)
発 行: 2017年6月4日
編・著: 上林 昭景
発 行:
昆虫文献 六本脚定 価: 本体3,000円+税(送料サービス)
内 容: B5判、並製本、142頁フルカラー(写真・プレート・図・表など多数)
※納本は6月9日(金)の予定で、検品後12日(月)より受付順に出荷します。
本の紹介記事はコチラをクリック!